アラフィフママの奮闘日記

38歳結婚。38歳長男出産、43歳次男出産。高齢出産ママの仕事独立奮闘記

スナックの経営について

2015年11月19日

 

 いろいろ諸事情がありまして、私はスナックをオープンさせました。

準備として

★箱となる居抜き物件の契約(見込客がかなりすくないのでスナック街のメイン通りの

 中で2番めくらいに新しくメインビルの1つ)

ショットバー、知り合いに告知(フリーペーパー掲載など)

★警察、税務署などで営業許可をとる(飲食店、深夜営業)

 (事業計画、収支計算書を作成し提出)

★スタッフの確保、酒・乾き物の準備

 

 オープン当日、女の子3人と私の4人で戦争が始まりました。

初日は、知り合いのマスター、友達の団体他たくさんお客さんがきてくれたので

バタバタだけど大忙しで無事終えることができました。

 女の子の1人は、オープン初日が初対面で(見た目可愛いギャル)、1日

助っ人の約束で入店していてくれていたんだけど、5年働いてくれました。

 

初めの一ヶ月は、ありがたいことにずっと忙しく、飲むわしゃべるはで

ヘトヘトでした。

 女の子も半年くらいで総入れ替えに成功し可愛い女の子が集まりました。

 

 店の方針で、あまり広くない店だったため平日は3人から4人で店を

回していたので、お客さんの5組みめからは断っていました。

店が広くないので 1人2人のお客様が多く、最悪全体で5人お客さんが入れば

いっぱいいっぱいになったり。。。(そのうち話も上手くなり常連さん仲間で

盛り上がってくれたりと店のお客さんも成長したと思います)

 中には「断られ続けて、5回めにやっと入れたわい」という人もいて

そういう噂が、口コミで広がり一気に人気店の仲間入りをしたと思います。

(一番ではないですが、、、その分、誹謗.中傷もかなりひどかったです)

 

 狙ったわけでは無かった戦略がまさかの大当たりになったんです。

席が空いているからと、ぎゅうぎゅう詰め込み営業をせず、

来てくれたお客さんをもてなすことを大事にしたため、その日の

売り上げは上がらないけど、また改めての来店に繋がっていたのです。

 店で飲まれれいるお客さんにとっては(席が、まだまだ空いているのに

断ってくれたんだという優越感。。というか)大事にされているなという気持ち

になるので、また飲みに出れば店の候補に上がるわけです。

 スナックを流行らす方法はいろいろあると思いますが、可愛い女の子を

集めるのが早道で鉄則だとは思いますが、それだけではなく

機転が利き、話せる子(女性)の存在は大きいと思います。

 

 カラオケも時として本当に必要(上司の説教をストップさせたり)な時もあるので、

設置していましたが、基本はお客様と会話をするように徹底していました。

(当時18才くらいの女の子にすればかなりハードルが高いですが。。。)

 

そして嬉しい誤算、スナック経営の誤算に気づいたのです。

 当初の事業計画ではスタッフの人数の予定  平日1人

                      週末2人

だったのですが、オープンしてみれば全然足りなく、平日2人から3人

                        週末4人から6人

で、営業していました。すると、売り上げも比例して、かけ算をして

跳ね返ってきたのです。人件費は経費の大部分を占めますが、決して

裏切ることは無かったのです。

 事業をするとき、経費を抑えるのは当たり前の事ですが、スナックに関しては

人件費の投資をする事で、何倍にも帰ってくることになったのです。

 

スナックとはお酒を売る商売ですが、それだけではなく女の子との会話

であったり ママとの会話だったりを、お酒にスナックでお酒を飲むという空間

の付加価値をつけて提供し、対価をいただいています。

 擬似恋愛を楽しんだり(本気で狙いにいっちゃうと大概が粉砕されちゃいますが、、、)仕事のストレス軽減だったりと、十人十色でお店のカラーも様々ですが

いろいろなバランスが保たれてこそお店は継続していくものだと思います。

 

そして、継続こそがとても難しいことだと思います。

これから、スナック経営を考えている人に、こんな考え方もあるよ

という思いで書いてみました。

 私は、8年間しか経営しませんでしたが、その間妊娠し出産の2週間前まで

お店に出ました。お店をたたむのか、存続させるのかとても迷いましたが

(チーママをできる子がいないわけではなかったので)、完全閉店にしました。

事業的には、存続させる方法もあったのではないかと思ったりもします。

 

私が、オーナーママになる器まで成長できていなかったのに尽きますが。

 

今日はこの辺で。。。

また別の視点からも書いていけたらと思います。